#5 検査(1)

SLE

こんにちは、マサです。

いつの間にか7月になり、2020年も半分終わってしまいました。

相変わらず世間はコロナの話題で持ちきりです。

さて、前回の続きです。

※これ以降の内容は、検査・治療内容が記載された資料と、僅かな自分の記憶を頼りに書いています。
正確性に欠く場合がございますので、予めご了承願います。

検査(1)

検査の説明が終わると、車椅子で全身の検査に連れて行かれました。

一刻も早く治療を始めて欲しいところではありますが、身体のどこがダメージを受けているのかを調べないといけません。

体調が優れない時に検査しないと悪いところは見つからないですからね…

この検査期間がとてつもなく辛かったです。

どんな検査をしたのかを数回にわけて簡単に紹介しますね。

骨髄検査

この検査は骨盤を構成する腸骨に針を刺し、骨髄組織を採取する検査です。

ベッドで横向きに寝そべり局所麻酔をして針を刺します。

麻酔刺す時は麻酔効いていませんから、まぁこれがめちゃくちゃ痛い。

麻酔後に刺した組織採取のための針は身体の中に異物が入っている感じで、痛みが腰周りに響いて気持ち悪かったのをはっきりと覚えてます。

ちなみに今でもうっすら針を刺した後が残っています

»骨髄検査について詳しく見る

十二指腸ファイバースコープ

ようするに胃カメラです。検査を受けたことがある人も多いのではないでしょうか。

あれ、喉を通過する時が一番きついですよね、僕の嗚咽があまりにもひどかったので検査を始めるまでとても時間がかかりましたね。

担当医さんお手数お掛けして申し訳ありませんでした…

血漿交換

流石にいらすとやさんの画像なかったです(笑)

個人的に辛かった治療ランキング2位です。

血漿交換はアフェレーシス療法ともいい、病気の病因物質を血液中から取り除く治療法です。

血液を血球成分と血漿成分に分離して、患者の血漿と献血由来の新鮮凍結血漿と交換します。

簡単にまとめると僕の身体の悪い血漿と健康な人の血漿を機械で交換するよ、っていう治療です。

わかりやすい画像がありましたので、引用致します。


»血漿交換|腎臓病について|東京医科大学八王子医療センター

上手くいけば少しの我慢ですむのですが、世の中そう上手くいかないものです。

副作用

血漿交換1回目

1回目の血漿交換、僕は車椅子で腎センターに連れて行かれました。

ベッドに横になると、胸には心電図、指にはパルスオキシメーター、腕には血圧計が装着されます。

僕の足の付け根に挿入されている太いカテーテルを通って血液が出入りするようです。

約2,3時間は身動きをとることができないので、全く興味のない昼ドラを見ながら治療が終わるのを待ちました。

そして何の問題もなく1回目の血漿交換は終了しました。

血漿交換2回目

前回と同じように車椅子で腎センターまで運ばれ、ベッドに横になりました。

血漿交換開始です。

開始後しばらくして、僕のバイタルが表示されているモニターをみて看護師さんが体調を尋ねてきました。

その時チェックしていた諸々の数値がよくなかったらしく、これ以上続けると危険だと判断され2回目の血漿交換は中止になりました。

自覚症状がなかったのが怖かったです。

血漿交換3回目

2回目のことがあったばかりなので完全に腎センターに行くのがトラウマになってしまいました。

それでも身体を治したい一心で治療を受けに向かいました。

血漿交換3回目開始です。

血漿交換を開始して1時間程経過した時、僕は自分の寝ているベッドが傾いていることに気付きました。

ベッドから落ちそうだったので、担当の看護師さんにその旨を伝えました。

が、もちろんそんな事実はありません。

僕の身体にはアレルギー反応が起こっていたのです。

ベッドが傾いているように感じたのはアレルギーによる発熱が原因だったようです。

しかも発熱だけでは収まらず、全身に蕁麻疹が出てきてしまい最悪の状況に…

しばらくすると担当の先生が点滴を打ってくださり、蕁麻疹と熱は治りました。

当然血漿交換は中断。人生初の酸素マスクを装着し、ベッドごと病室まで運ばれました。

病室で

病室に着くとテーブルに見慣れない雑誌が置いてありました。

どうやら僕が血漿交換に行っている間に高校の友達がお見舞いに来てくれたようです。

もう一ヶ月ほど顔を合わせていないのです。会いたくて仕方がありませんでした。

以前の生活に思いを馳せていると、自然と涙が込み上げてきました。




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