#2 初期症状(2)

SLE

マサです。

ついに緊急事態宣言が解除されましたね。それに伴い近所の商業施設に人が雪崩れ込んでいるようです。

第二波が来ないことを祈るばかりです。

さて、本題に入りましょう。

異変

3月、高校一年生も終わりに差し掛かり、春季のクラスマッチが行われました。相変わらず体は気怠いままですが、学校が楽しかったおかげでそんなこと気にしていませんでした。

僕の高校では夏季クラスマッチが6月、春季クラスマッチが3月開催でした。

種目はサッカーです。

僕は文化部所属で、激しい運動なんて滅多にしないから途中で靴擦れを起こしてしまいました。痛みはほとんどなかったですが、出血が止まらなかったので、それからは競技には参加せずに見学する羽目に。

クラスマッチ終了後、未だに止まる気配のない出血を怪訝に思いながら帰宅して体温を測ると、37℃の微熱がありました。

この時すでに、SLEの症状が徐々に出始めていたのです。

1日で血は止まり、微熱も翌日には引いていました。

インフルエンザ?

クラスマッチも終わり、あと二週間程度で高校1年生も終わりです。

「クラス替えしたくないなー」とか思いながら毎日授業を受けていました。そんなある日、どうも昼前から気分が上がらず、全身が重くて火照っている感じがしました。

自分の身体が警告を出しているのがはっきりとわかったので、授業を抜けて保健室で検温をしました。

体温は 38.1℃

すぐに学校を早退しました。

当時学校や地域でインフルエンザが流行っていたこともあり、インフルに罹ったのだろうと思っていました。熱が出てから24時間経過しないとインフルエンザの陰性・陽性は判断できないそうなので、とりあえず1日は耐えるしかありません。

そして次の日。

熱は落ち着いていましたが、念のため内科を受診。インフルエンザ検査では陰性でした。

次の日からは学校に行き始めるのですが、体調の悪い日が多く、学校は休みがちになっていきました。

地獄の始まり

学校を休んだ日は近所の内科に掛かり、インフルエンザの検査や血液検査を受けていました。体温は37℃〜39℃を行き来し、酷い時は40℃まで上がりました。

しかし何度受けても検査は陰性。

僕の症状を不思議に思った担当医は、近所の大きい病院で検査を受けるよう言いました。

紹介された病院でも検査内容は特に変わらず、検温・血液検査が主です。

この時期から高熱の影響で記憶が不鮮明かつ飛び飛びになっています。

担当医からはウイルス性の感染症の可能性があると告げられ、ある程度フォーカスを絞り検査をすることになりました。

その際に疑われた感染症は、伝染性単核症サイトメガロウイルス感染症です。

どちらも似たような症状を引き起こす感染症です。以下に引用文を示します。

伝染性単核症とは

伝染性単核症(infectious mononucleosis, 以下IM)は思春期から若年青年層に好発し、大部分がEpstein‐Barr ウイルス(EBV)の初感染によっておこる。主な感染経路はEBV を含む唾液を介した感染(一部、輸血による感染も報告されている)であり、乳幼児期に初感染をうけた場合は不顕性感染であることが多いが、思春期以降に感染した場合にIM を発症することが多く、kissing disease とも呼ばれている。EBV の既感染者の約15〜20%は唾液中にウイルスを排泄しており、感染源となりうる
出典:伝染性単核症とは-NIID 国立感染症研究所

乳幼児期に感染する感染症で、大半の方が無症状なのだそう。幼い頃感染していることから既に抗体を持っていて、思春期以降に感染することはほとんどないようです。しかし、思春期以降が初感染だと、高熱などの症状が現れるようです。

»伝染性単核症について詳しく見る

サイトメガロウイルス感染症とは

ヒトサイトメガロウイルス(以下CMV)感染症は、CMVの初感染、再感染あるいは再活性化によって起こる病態で、感染と感染症は異なることを明確にする必要がある。通常、幼小児期に不顕性感染の形で感染し、生涯その宿主に潜伏感染し、免疫抑制状態下で再活性化し、種々の病態を引き起こす。このウイルスが感染症を発症するのは主に胎児(一部は先天性CMV 感染症患児として出生)、未熟児、移植後、AIDS患者、先天性免疫不全患者などであるが、免疫学的に正常であっても肝炎や伝染性単核症などを発症する場合があり、注意を要する。
出典:サイトメガロウイルス感染症とは-NIID 国立感染症研究所

サイトメガロウイルス感染症は、先に紹介した伝染性単核症と同じような症状を引き起こすそうで、両者の識別は困難なようです。

»サイトメガロウイルス感染症について詳しく見る

なかなか特定できず…

検査が終わって、原因が特定できないまま帰宅し、高熱にうなされながら次の日を待ちました。




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